こんにちは、KKTR(かくてる)です。
2021年10月31日搭乗分より全日空(ANA)の国内線特典航空券でも空港使用料(PFC)を徴収することになりました。「特典航空券」とはマイルを使って発券した航空券です。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/news/info/2021/210108_flightawards.html
国際線では以前から空港使用料や燃油サーチャージなどの諸税はマイル引落と同時に支払わなければなりませんでしたが、国内線も同じようになるわけですね。
普通に有償で乗るときも空港使用料なんて払ったことないよと思っている人もいるかもしれませんが、実はそんなことはなくホームページに表示されている値段はすでに空港使用料が含まれた値段になっていて一緒に払っています。空港使用料は空港によって定められており2021年現在国内で最も高いのは下地島空港の550円です。(ANA就航地であれば成田空港の450円がもっとも高い) もちろん空港使用料が無料の空港もあります。
空港使用料については以下の記事でも詳しく解説しております。
空港税ってご存知でしょうか?正確には『旅客サービス施設使用料』とか『旅客取扱施設利用料』とかいいます。空港によって少し名前が違いますが大体の意味は同じなのでここではわかりやすく空港税といいます。その空港税についてまずは結論を述べ[…]
2021年10月1日(金)よりANA「国内線」特典航空券に空港利用料が徴収へ
対象となる航空券は以下の通り
- 国内線特典航空券*(いっしょにマイル割運賃のマイレージ利用旅客を含む)
- 国際線特典航空券に含まれる日本国内区間*
ANA便名のコードシェア便をご利用の場合も対象です。
適用開始日
2021年10月31日以降搭乗分に適用します。ただし2021年8月29日以降に発券された航空券に限ります。
これまで「国内線」特典航空券は空港利用料は免除されていた
国内線特典航空券の空港使用料はANAが負担していたわけですが、昨今の利用状況をみて各地の空港の利用料が値上げになることを想定している?のかもしれません。新型コロナウイルス感染症の拡大前の話ではありますが、ここ最近だと2019年に那覇空港、2020年に福岡空港にてこれまで無料だった空港使用料が徴収開始となっています。
ちなみにJALは2021年1月現在、国内線の特典航空券では空港使用料を徴収しておりません。
空港利用料は出発空港と到着空港それぞれで徴収される
空港使用料は利用する空港ごとに決められていて片道ごとに出発空港と到着空港のそれぞれで徴収されます。また同じ空港であっても利用するターミナルだったり、出発と到着で利用料が異なる空港もあります。
例えば羽田空港は290円、関西の第1ターミナルは440円なので羽田発関空行きなら
730円をマイルと同時に支払わなければならないというわけですね。
他社はどうなる?JALも時間の問題か
JALは現在国内線の空港使用料を徴収していませんが、時間の問題だと思います。しかしANAが様子を見ててJALが何もしてこなかったらしれっともとに戻すなんてこともあるかもしれません。
また海外の航空会社ですが日本国内線の特典航空券を発券できる航空会社があります。『ブリティッシュ・エアウェイズ』はJAL『ユナイテッド航空』ではANAの国内線を発券可能です。
2社の日本国内線特典航空券の空港利用料の支払い可否は以下の通り
空港利用料 必要
・ユナイテッド航空(UA)
空港利用料 不要
こんにちは、KKTR(かくてる)です。今回は国内線を多用する人、必見の内容です。 『ブリティッシュ・エアウェイズ』のマイルでJAL国内線の航空券を発券できることを知ってますか? そしてそれがJALマイ[…]
ユナイテッド航空(UA)は空港使用料やサーチャージもすべて無料という破格ではあるものの、変更やキャンセル料が異常に高いのが難点です。
こんにちは、KKTR(かくてる)です。今回は国内線を頻繁に乗るという人、必見の内容です。 『ユナイテッド航空』という航空会社をご存知でしょうか?アメリカの航空会社のユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスに[…]
両社ともクセがある航空会社ではあるものの、日本国内線なら発券にあたる必要マイル数が少ないという大きなメリットがあり私も度々使っています。オススメはブリティッシュエアウェイズですね。
(かくてる)
まとめ
これまで免除されていた特典航空券の空港利用料ですが2021年現在の状況をみてANA側も負担しきれなくなったのか、その分を別に回さなければいけなくなったのか2021年10月31日出発分よりPFCの徴収が始まることになりました。
個人的には「マイルを使って手出しナシのタダ旅行感」というのがちょっと薄れてしまうような気もしますが、今後各地の空港使用料が値上げになるようなこともあるとANA側の負担が増えていくので仕方がないのかなとは思います。
それでも少ない手出しでフレキシブルな航空券を手に入れることのできる特典航空券の魅力に代わりはありませんので、今後の旅行に向けてマイルを貯めてみてはいかがでしょうか。
(かくてる)
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KKTR(かくてる)
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