こんにちは、KKTR(かくてる)です。
今回はあの中東「アラブ首長国連邦」のドバイを拠点とする超高級な航空会社
エミレーツ航空のファーストクラスに乗ってきました!のでレポしていきます。
なにもかも規格外としか言えない航空会社のファーストクラスは座席というか部屋です。はい。
出発までの時間は飲み物タイム。シャンパンを頼めばドンペリがやってきました…
寝るときは当然90度フルフラットに座席を倒し、ベッドメイキングもしてくれます。
夜通しで長時間なフライトも超快適に過ごすことができます。
そんな見るからに高級そうなエミレーツ航空のファーストクラスですが、今回の記事はファーストクラスの内容というわけでなく
- いくらかかったのか
- どうしてその旅程になったのか
- どうやって発券したのか
を解説していきます。
しかしながら、2022年現在で同じ方法でエミレーツ航空のファーストクラスを発券することは不可能なので再現性がない点にはご注意ください。(一応、現時点でも取れる似たような方法もあわせて紹介します)興味あるよという方はぜひ続きを御覧ください。
まず結論です。旅程は以下の通り
- 成田ードバイ
- ドバイーフランクフルト
- フランクフルトードバイ
- ドバイー成田
の4行程、すべてファーストクラスで抑えることができました。
かかったお値段は
です。そう普通に航空券を有償で購入したわけではなく、マイルを利用した航空券「特典航空券」を発券しました。
乗る飛行機はエミレーツ航空ですが、利用したマイルはJALマイルです。
燃油等の諸税は日本円で手出ししなければなりませんが逆に言えば、こんな高級ファーストクラスがわずか2万円程度で乗れてしまったのです。
実際の座席やサービスの内容については次回以降の記事にまとめていきます
JALマイルでエミレーツ航空のファーストクラスは発券不可
最初に残念なお知らせですが、2022年現在JALマイルを利用してエミレーツ航空のファーストクラスは発券できません。2021年8月31日を最後にファーストクラスはJALマイルで発券できなくなったのです。(エコノミーやビジネスは可能)
ただ2021年8月31日までに予約手配発券完了してしまえばそれは有効となるため、エミレーツ航空の予約は360日先まで可能なことからだいたい2022年8月までに搭乗する航空券まで空きさえあれば発券できるということです。
私はこの終了間際に滑り込み、当時はまだ2週間の隔離期間が必要だった海外旅行が乗る頃には緩和されることを願いつつなんとか発券を済ませました。
エミレーツ航空のファーストクラスを特典航空券で発券するには
もし2022年現在でエミレーツ航空のファーストクラスを特典航空券で発券するには以下の2社になるでしょう。
- エミレーツ航空
- カンタス航空
東京ードバイのファーストクラスを往復で発券する際のマイル数は以下の通り。
発券航空会社 | 東京ードバイのファーストクラス往復マイル数 |
エミレーツ航空 | 235,000 |
カンタス航空 | 258,600 |
JAL(発券不可) | 135,000 |
参考にJALのマイル数も載せてますが、エミレーツやカンタスより少ないマイルで発券できるため非常に魅力的であることがわかります。(だからこそ防がれてしまったんでしょうね…)
このエミレーツ航空のファーストクラスを発券できるのは日本の航空会社ではJALだけでしたのでこれだけのためにJALマイルを貯めていたという人もいたと思います。
ちなみに以前はアラスカ航空からも発券できたのですが現在は不可能です。(古い記事も見受けられますので調べる方は注意してください)エミレーツ航空としては提携しているとはいえあまり外部の航空会社からは発券されたくないように感じます。
エミレーツ航空
まずはエミレーツ航空スカイワーズですね。当然自社なので発券可能ですが、マイル数が非常に多いですね…
成田ードバイのファーストクラス往復で235,000マイルが必要になります。特典航空券の検索はスカイワーズの入会が必要となります。
カンタス航空
エミレーツとカンタスのパートナーシップ | エミレーツの旅行提携会社 | エミレーツ航空 日本
カンタス航空に関してはエミレーツ航空と強い提携を結んでいるようで、ファーストクラスの発券が可能です。
ちなみに特典航空券の検索はカンタス航空のマイレージであるフリークエントフライヤーにアカウント発行しないと検索できません。いくらかかかるみたいなことが書かれていますが日本人は無料なので安心してください。
カンタス航空はカレンダーで空きを確認できる点が優秀で、かなり先ではありますがほぼ1年先を検索してみると東京ドバイでもかなりの数がヒットしファーストクラスのみで絞り込み検索もできたりします。以下のマークがすべてファーストクラスの空席です。ただエミレーツ航空とは限らずワンワールドアライアンスの便も路線によっては多くヒットするので詳細を見てみないとわかりません。
詳細を見てみると羽田や成田ともにファーストクラスが発券できるようです。
なお必要マイル数は往復になるとカンタス航空は単純に必要マイル数が2倍になります。以下のアワードチャートを見てみると
東京(羽田・成田)からドバイは区間マイルが4957マイルなので
ゾーン6となりファーストクラスなら片道129,300マイル必要だということがわかります。往復となるとその2倍で258,600マイルです。
ちなみに、行きは羽田-ドバイ帰りはドバイー成田のように行きと帰りで羽田と成田と別々に選択し、かつ行きと帰りの便の24時間以内とするとこれが羽田から成田、または成田から羽田の片道発券のように判断されるのか
区間マイルが9914マイルでゾーン10となりファーストクラスは227,500マイルとなり若干お得です。
もしカンタスから発券したい方で単純にファーストクラスを楽しみたいという方はマイル数を減らすことができるのでおすすめです。
もしカンタスやエミレーツのマイルを貯めたいなら『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』一択
エミレーツ航空のファーストクラス乗りたいなどで、カンタス航空やエミレーツ航空のマイルを日々の決済で貯めたいなら選択するクレジットカードはこのカード一択です。
こちらは高級ホテルブランドのクレジットカードで、このカードの決済などで得たマリオットポイントは系列のホテル宿泊時に利用ができます。
しかしこのマリオットポイントはホテル宿泊だけではなく、航空会社のマイルと交換することが可能でその数は40社以上!この中に「エミレーツ航空」や「カンタス航空」は含まれているため、実質カンタスマイルやエミレーツマイルを貯めることができるクレジットカードなわけです。
このクレジットカードについては非常にクセが強く、人を選びます。
しかしそのスペックを引き出せるのならこのカードは代わりが効かないアドバンテージの塊となることでしょう。
個別記事で紹介しますので興味のある方はぜひ検討してみてください。
[記事が完成したらここにリンクを貼ります]
ファーストクラスはマイルの価値を最も引き出す
航空会社マイルの価値をさらに引き上げるのがファーストクラスの発券です。
今回のエミレーツ航空で普通にお金を払って乗ろうとするととんでもないことになります。私が乗った同じ旅程の適当な日付で検索してみると
135万円!
とてもではないですが往復の航空券だけで支払える値段ではないです。私がエミレーツ航空のファーストクラスを乗るならマイルで発券する以外ありません。
そんなJALマイルからの発券が出来なくなるとなるならまさに、一生に一度しか乗れないチャンス。と見た私は発券できるJALマイルがあったこともあり手を出すことができました。
フランクフルト往復で19万マイルを消化しましたがこれが135万円の価値になるということはおよそ
1マイル=約7円 で利用できたことになります。
楽天ポイントやdポイントを普通に使ってしまうと1ポイントは1円の価値にしかなりません。やはり航空会社マイルには1ポイントの価値を大幅に引き上げる可能性があると改めて実感しましたね。
JALマイルを効率よく貯める方法
少し話がそれてしまうので詳しくは以下の記事をご覧になっていただきたいです。
クレジットカードの支払いなどで得たポイントや、実際にJAL便に搭乗しマイルを貯めたといったこともありますが
大量にJALマイルを効率良く貯めるのなら以下の方法以外ありません。
こんにちは、KKTR(かくてる)です。私は現在 福岡 に住んでいるいわゆる「オタク」です。特にアニメ、声優系のライブやコンサートなどのイベントに足を運ぶことが多いです。しかし皆様もご存知の通り、そのようなイベントの多くは関東地方[…]
胡散臭い話にも聞こえますが(気持ちはわかります)
超豪華エミレーツ航空のファーストクラスを手に入れたのもポイントサイトのおかげです。
エミレーツ航空は発券できなくなってしまいましたが、JALを含め多くの提携航空会社の特典航空券を発券できるのでぜひ興味のある国やエアラインがあるのならJALマイルを貯めてみてはと思います。
ファーストクラス乗るなら長距離で乗りたい!のでドバイ経由でフランクフルトへ
最初に発券したルートが以下の通り。日本に夜22時出発し朝4時にドバイに到着したら4時間後にフランクフルトに行って帰ってきます。その後7時間後には羽田行きとなるため空港から出ずに入国もしないような想定でした。
最初と最後の旅程だけ見たら成田から羽田に行く航空券です。どうしてこんなルートになったかと言うと
- せっかくなので2種類のファーストクラスに乗りたい
- 入国しなければ帰国時の隔離など制限を受ける必要がない(かもしれないと予想した)
こんな発券になったのは発券当時は帰国後14日間隔離になるといった制約が海外旅行にはあったことから、最悪当時の厳しい制約であっても行けるような日程にしたかったというのがあります。
エミレーツ航空のファーストクラスは2種類あるしどちらも乗りたい!
エミレーツ航空のファーストクラスは飛行機の機材によって大きく異なり
超巨大2階建てのエアバスのA380と最近新型のファーストクラスが導入されたボーイングのB777の2種類があります。
A380のファーストクラスは機内にバーがあったり
シャワーがあったりします!!???
いろいろおかしいです。
もちろんボーイング777のファーストクラスも素晴らしく、座席はA380より広々となっていてほぼ完全な個室になっています。座席にかなり力を入れているらしく「ゲームチェンジャー」と呼ばれるそうです。
一生に一度と見たファーストクラス発券なので、せっかくなら2種類のファーストクラスに乗りたいですね。成田からドバイの路線はボーイングの機材となっていたので
やはりここはA380を発券したいとのことです。ここで見つけたのがフランクフルトの路線でこちらはA380を運用しておりヨーロッパとなると長時間のフライトになりますからより長くファーストクラスを楽しめそうです。
しかしながらなぜか2022年7月になって機材が変更になってしまいました…6月まではA380になっていたのに7月から機材がすべて変更となっています。日程変更もかなり考えましたが振替先もなかなか見つからず、これもめぐり合わせと思って仕方なく飲むことにしました。
入国しなければ陰性証明は要らないのでは?
2022年7月現在、アラブ首長国連邦から日本への帰国は隔離なしとなっていますが、日本帰国の際には帰国便の出発72時間前までに検査した陰性証明が必要となっています。
公的なサイトにきちんと書いてある情報ではないので申し訳ないですが、入国せずトランジットエリアだけに滞在し日本に帰ってくるのであれば陰性証明は不要のようです(当然自己責任でお願いします)
もし最初の予定通りの旅程であれば陰性証明なしでの海外旅行ができるのかチャレンジする予定でしたが、残念ながら最後の羽田行きの便が欠航となり本来乗る便の1日後の成田行きの便に振替になってしまいました。24時間を超えてしまうため入国し1泊する必要があります。
最終的な旅程は以下の通り。
最後の成田行きに変更となり、1日ドバイに滞在することになりましたが幸いドバイ入国は容易だったこともあり、ドバイは初訪問でもあって短いですが久々の海外旅行を楽しめました。
日本で検査したものはNG
https://www.mhlw.go.jp/content/000825073.pdf
ちなみに帰国時に必要となる「帰国便72時間前の陰性証明」は検査を現地で行ったものなければならないようです。
誰もが思うと思いますが「帰国便の72時間前でも日本にいるような弾丸海外旅行」であれば日本で検査すればいいのでは?と考えますが残念ながらそれはできません。
なぜかJALのページだけですが「日本出発時に取得した検査証明書を再び日本入国時に利用することはできません。」とあり、これは正しい情報であるようです。(ならきちんと厚労省のページにも載せてくれよ…)
2022年10月11日よりワクチン3回接種証明書が提示できれば陰性証明は免除
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000999401.pdf
入国検疫については厚生労働省の水際対策のページをよく確認しましょう。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
まとめ
エミレーツ航空やカンタス航空でドバイ往復で20万以上マイルを使うのに対し、JALマイルだとわずか13.5万でドバイ往復、さらにヨーロッパに寄っても19万と20万マイル以下で発券できたことから、JALマイルでのエミレーツ航空ファーストクラス発券が非常に格安だったということを改めて実感します。
フランクフルト路線の機材変更によりA380には乗れなかったことなど完璧に思い通りな発券はできませんでしたが、エミレーツ航空のファーストクラスに4回も乗れるわけですから非常に満足しております。
今思えば燃油代もろもろが安すぎですね…
次回は実際にファーストクラスに乗ったレポートを載せていきます!
最後までご覧いただきありがとうございます!
KKTR(かくてる)
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