こんにちは、KKTR(@kkt_witte_r | Twitter)です。
今回の話は数年前と昔話です。2019年12月現在消滅した建物も登場したりと現在と異なる情報があるので参考にする場合はよく調べてから利用してください。
これは年末年始に実家の沖縄へ帰り、そして福岡へ戻ろうとしたときの話です。
当時はいつも福岡ー那覇間は「Peach」か「スカイマーク」を利用していました。理由はもちろん安いからですね。Peachはこれまで何度も使っているしクセありなのも分かっているので比較したら今回はPeachが安かったのでしょう。迷わず発券しました。
登場人物
KKTR(俺)
・当時21歳(学生)
・クレジットカード所有数:0枚
当時那覇空港のPeachのターミナルはモノレール那覇空港駅から直結の国内線ターミナル…
ではなく、隔離された倉庫でした。ここで事件は起きます。
那覇空港のPeach利用時はLCCターミナルへ。移動はバスのみ
※2019年12月現在LCCターミナルは消滅しています
那覇空港のPeachは隔離された倉庫がターミナルになります。そこへ行くには専用のシャトルバスに乗らなければならないのです。
このバスも10分おきに出てるとは言えどそれなりに待ちます。結局モノレール駅からターミナルまではバスのタイミングが悪いと30分はかかってしまいます。しかも、このバスで向かうLCCターミナルへはタクシーやマイカー、徒歩ですら行くことはできずこのバスに乗るしか行く方法は無いのです。
このせいで乗り遅れる人が多発していたそうです。まあだろうなとは思います…
そんな那覇空港LCCターミナルの様子を去年何度か使ったときの写真があったので思い出す限り説明していきましょう。
お前らは貨物も同然!文句があるなら金払ってよそ使え!というような倉庫のターミナル
この倉庫が限界ピンチケ*1ターミナルです。文句があるなら金を払ってよそ使えと言う雰囲気です。
一応お土産用の売店があることにはありますが、沖縄の雰囲気を作ってるだけですね。周辺のベンチはバス停に置いてありそうなやつでした。
待つためのベンチ?パイプ椅子で充分だろ
保安検査場を通過するとすぐ奥には搭乗口ですが、一応ちゃんとしたベンチみたいなのはあるものの数が足りていないのか半分くらいはパイプ椅子でした。貨物も同然なんですからしょうがないですよね。ビーチにあるようなプラスチック製のやつだった時期もありました。
ボーディングブリッジ?そんなものはない!自分の足で飛行機まで歩け!
搭乗券のバーコードを読み取ってもらったらいよいよ搭乗です。飛行機まで歩いて向かいます。
正直変にバスに乗られるよりは良いですね。飛行機の写真がいい感じに撮れるのでオタク向けだと思います。ただ雨の日とかはダルそうですね…(一応傘を借りていけるみたいですが)
バゲージのターンテーブル?ありません。係員がそこらへんに置いとくから持っていけ
これは1度だけ到着時に受託手荷物をお願いしたときに知りました。
よく考えたらこのピンチケターミナルには受託手荷物が流れてくるベルトコンベアがありません。預けた荷物は到着ロビーまでの道の途中に「このあたりで待機しろ」とある大きな扉の周辺でしばらく待つと扉が開き係員が1つずつそこらへんに置いていくのを各自持っていく流れになります。
という感じで分かってて使うなら良いんですが、知らずに安いとだけで発券するとびっくりするかもしれません。
しかし割り切った利用者としては目的地に着けばいいわけですから空港にサービスを求めていない人にとっては別に良いんです。
安いし。
逆に潔くてこれはこれでアリだと思っていました。
そんなピンチケターミナルなので今回もきちんと余裕を持ってターミナルに到着していました。ここまでは良かったのですが…
機内持ち込み手荷物重量オーバーで引っかかる
保安検査場を通ろうとしたところ持ち込み手荷物をひとりひとり確認しています。
ここで事件は起きます「重量オーバーだからダメ」と言われ保安検査場に入ることができません…
これまで飛行機に乗る前にカウンター以外で持ち込み手荷物の重さを測られたことはなかったので全然気にしていませんでした。私の荷物が何キロだったのかは忘れてしまいましたが当時10kgまで*2持ち込み可能だったことや服を着込んだりしてもダメと跳ね返されたので相当オーバーしてたと思います。
これまでこんなことなかったのに…と思いながらも決まりなので仕方なく荷物を預けることにしました…
(普段よく飛行機に乗るけど保安検査場で測られたことないって方も多いはずです。どこも1人ずつやってたら間に合う人も間に合わないのでこのあたりは航空会社や空港、グランドスタッフのその時の判断です)
当日手荷物を預ける場合は割高、支払はクレジットカードのみ
普通の航空会社なら受託手荷物は基本無料なのですが、PeachなどのLCCでは手荷物を預けるのにも1個から追加料金が発生します。当然私は安いからという理由でPeachを選んでいたのでそんなオプションつけているわけがありません。
当日に受託手荷物をお願いすると、予約時点で受託手荷物があるとオプションをつけた場合よりもかなり割高になります。
そしてトドメになったのは「支払いはクレジットカードのみ」ということです。
当時、私はクレジットカードを1枚も持っていませんでした…学生の頃は勝手に持てないとか思ってました。(今となってはクレジットカードの年会費だけで天井*3に届いてますから当時からしたら考えられないですね…)
結局、受託手荷物料金を払うことができず保安検査場を通過できなかったので乗ることができませんでした…
救いの手はスカイメイト
しぶしぶシャトルバスで国内線ターミナルへ逆戻りしながら激高の普通料金を払わなければならないのか途方に暮れつつも、とりあえずスカイマークのサイトを見ると…
『スカイメイト』これはなんだ???
これは「ご搭乗日の年齢が満12歳以上22歳未満のお客様」のみ使える運賃で搭乗日の前日から当日までしか予約ができないものの、直前でありながら安く利用運賃です。(現在は同じ範囲で「U21直前割」という名前になっています)
すぐさま予約し支払いします。このときのメールがまだ残っていました。
なんと年始の時期に10,000円です!
スカイマークは受託手荷物無料なのでカウンターで預けて乗ることができたので、なんとか酷い出費にはならず最小限の出費で帰ることができたのです!!なんとかリカバリーできたもののこんな制度もっと前から知っておくべきだったなと思いましたね…
若年層向けの割引運賃が多くの航空会社で用意されている
予約できる期間や年齢の幅は航空会社によって異なりますが、このような若者向けの安い運賃は多くの航空会社で用意されております。
以下にそれぞれ航空会社のリンクを貼っておくので学生や20代前半の方々はもしものときにこんな方法があるということを頭の片隅に入れておくと良いかもしれません
他にも、もし大阪に住んでいて当日になったら値段を比べて東京行きの飛行機か新幹線か選べる移動方法とかそんなやり方もできてしまいそうですね。
国内線若者向け運賃一覧
・スカイマーク
「U21直前割」
U21直前割|運賃一覧|スカイマーク SKYMARK
・JAL
「スカイメイト」
スカイメイト(運賃) – JAL国内線
・ANA
「スマートU25」
「スマートU25」運賃 | ご予約/旅の計画 | 国内線航空券予約・空席照会 | ANA
・スターフライヤー
「スターユース」
スターユース(割引プラン) | 国内線運賃の種類(料金) | 航空会社スターフライヤー
・ソラシドエア
「ヤング割」
予約ができるヤング割|各種運賃一覧|運賃のご案内|ソラシドエア
・フジドリームエアラインズ
「U22ハッピー割」
U22 ハッピー割 | 航空券予約・購入はフジドリームエアラインズ(FDA)
・天草エアライン
「3日前からのユース割」
3日前からのシニア割 / 3日前からのユース割 | 天草エアライン AMX | 航空券 空席照会・運賃案内・時刻表
・エアドゥ
「AIRDOスカイメイト」
AIRDOスカイメイト | 運賃 | 旅行の計画 | 北海道発着の飛行機予約・空席照会|AIRDO(エア・ドゥ)
・オリエンタルエアブリッジ
「アンダー21」
運賃・時刻表 | ORCオリエンタルエアブリッジ
航空会社によって年齢の制限や予約可能な条件(ネットでもできる、空港のみでしかできない)は異なるのでそこは注意
まとめ
・特に帰りは重くなりがちなので超過しそうならあらかじめ受託の料金を払っておく
・直前のみに販売される若者向け運賃があることを使える人は覚えておこう
・文句があるなら金を払って人権航空を使え
何度も言いますが那覇空港LCCターミナルは消滅しています。
2019年12月現在Peachは国内線ターミナルから乗ることができます。断然便利になったので近いうちに利用してみようかなと思っています。
あと、学生でもクレジットカードの1枚くらい持っておくべきですね、利便性もありますがクレジットカードがどういったものなのかできるだけ早めに知るべきとも思います。
それでは、次の現場でお会いしましょう。
*1:AKB劇場の学生向けの安いチケット(ピンクチケット)のこと。転じて、アイドルの現場で民度が低くマナーの悪い若いファンの俗称