こんにちは、KKTR(@kkt_witte_r | Twitter)です。
今回は私が以前飛行機が約5時間の遅延になってしまった際に海外旅行保険として「食事代」と「JALカードのお見舞金」を請求した手順を解説していきます。
保険金請求には必要書類がいくつかあるのですが、おそらく一番用意が面倒なのが「遅延(欠航)証明書」です。
もしこれを見ているあなたが今、飛行機が遅延か欠航してるのであればまずすることは「遅延(欠航)証明書」を発行してもらうことです。あとは飲み食いしたらかならず領収書(レシート)を控えておきましょう。
これさえやっておけば残りの作業は帰国後でもなんとかなります。
しかし、遅延証明書はその場では手に入らず電話かネットでやれというパターンもあります。どちらにしろ空港の航空会社カウンターで「手に入れる手段」を確保しておきましょう。日系以外の航空会社だったりすると英語でやり取りしなければならない場合もあるので英語交渉力が試されます。
ちなみにJALの国際線は「電話のみ」でした。国内線ならネットで発行できます。
まずは「航空機遅延保険」について解説していきます。
航空機遅延保険でタダ飯タダ酒を食べるには
まずは私が実際に遭遇した5時間遅延の記事を御覧ください。
こんにちは、JGCプレミアを目指し修行中のKKTR(@kkt_witte_r | Twitter)です。今回は2日目です。前回の記事はこちら[sitecard subtitle=前の記事 url=https://www.kktr[…]
・補償されるのは基本「食事代」のみで利用した分だけ
・さらに日本発着のみに限るがJALカード独自の「お見舞金制度」がありこちらも適用される(一律2万円)
・おかげで寿司や酒を飲み食いした分の全額と現金2万円もらえた

このカードには海外旅行保険が「自動付帯」でついており航空機遅延の場合は「食事代2万円」まで補償されます。
クレジットカードの旅行保険は自動付帯と利用付帯がある
ここで「自動付帯」というのが出てきたので説明します。クレジットカードに付帯する旅行保険には自動付帯と利用付帯の2種類があります。
自動付帯
そのクレジットカードを持っているだけで保険適用される
利用付帯
そのクレジットカードを旅行に関わる費用として支払っていると保険適用される。
この自動か利用かはクレジットカードによって様々ですので旅行に行く前にあらかじめ手持ちのカードがどちらかなのかは確認しておきましょう。国内は利用付帯だけど、海外は自動付帯なんてのもありますからね。
利用付帯についてどこが旅行に関わる費用になるのかは『楽天カード』の海外旅行保険のページがわかりやすかったので参考までに貼っておきます。
海外旅行傷害保険:楽天カード
(楽天カードの利用付帯のルールが他のすべてのカードと同じとは限りません。またちなみに楽天カードに航空機遅延保険はありません)
JAL国際線の遅延証明書の発行方法
国際線は電話のみです。発行デスクに電話します。
ここで搭乗予定の便や日付を言って手続きしてもらいましょう。
遅延証明書だけではなく搭乗証明書も発行できます。次の食事代を請求した『損保ジャパン日本興亜』では使いませんでしたが、『JALカードお見舞金制度』では使いましたので発行しておくと良いでしょう。
発行手数料等はありませんので余分に発行しておくと安心です。
郵送なので到着に何日かかかるので次からの保険金申請も同時進行で進めておくのもいいと思います。

数日で申請した遅延証明書などが届きました。
保険金請求の手続き 食事代
ここからは実際に私が手続きした流れです。まずは食事代を請求します。
食事代を請求するためには領収書(レシート)が必要なので準備しましょう。
ちなみに、食事代は現金で払ったり保険金を請求するカードとは別のカードで支払っても大丈夫です。
実際にやってみましたが何の問題もありませんでした。ただし何度も言いますが領収書だけはきちんと持っておきましょう。
申請は帰国後に行います。
まずは保険のデスクに電話する
まずは電話しましょう。私が申請したJALカードJCBプラチナの保険は『損保ジャパン日本興亜』が担当しているのでそこに繋がりました。
お持ちのカードの保険デスクは調べたらすぐ出てくるはずです。
電話口で保険を申請することを伝えると書類が後日送られてきます。

ちなみに自分は電話してから3週間しても届かなかったので再度連絡しました…
申請に必要な書類を揃える(基本原本のみ)
必要な書類は以下の通り
・領収書(原本)
・航空会社発行の遅延証明(原本)
・当初の旅行行程、代替便が確認できるもの(eチケットコピー、搭乗券半券)
・食事代記入用紙

この用紙にたくさん項目がある通り、別にお店をハシゴしてもいいんですよね
実際私は寿司の前に朝食で牛丼を食べたときにあわよくばとレシートを保管していたのでこちらも記入し必要書類をまとめて送り返します。
この後保険会社で審査が行われ問題なければ食事代が振り込まれます。
結果は無事全額振り込まることになりました。1週間もしないほど早めに電話とメールで連絡が来たのは良かったです。
食事代が全額振り込まれる
指定した銀行口座に振り込まれていることを確認!保険会社の金で食う寿司は最高!
(2万円まで補償してくれるのでもっと食べれば良かったと後悔してはいますが今から海外に行くのに食べすぎで調子悪くなったら大変なので…)

書類さえきちんと揃えば楽ですが、原本を要求してくるので遅延証明書は可能なら複数枚発行しておくのが良いと思います。
JALカード海外航空便遅延お見舞金制度
これはJALカードCLUB-Aゴールド以上のみの制度になります。上の遅延保険とはまた別で保険が適用されます。
条件は以下の通り
・日本発着の国際線が欠航し4時間以内に代替便を利用できなかった
・パスポート紛失
また、日本発着であればJALでなくても申請できます。ただし1年に1度しか申請はできない点は注意です。
とりあえずまずは電話する
こちらも先ほどと同様に申請にはまず電話ですが、JCBの保険とは別なので電話デスクが違います。
これについては『JALUX保険サービス』になります。同様に電話口で申請することを伝えると書類が送られてきます。

申請に必要な書類を揃える
必要なのは以下の通り
・遅延(欠航)証明書
・当初の旅行行程、代替便が確認できるもの(eチケットコピー)
・搭乗証明書もしくは搭乗券半券
・日本出国日が確認できるもの(eチケット控、パスポートコピーなど)
先ほどと少し違う点が最後にありますね。
これについて少しだけ注意点があります。最悪なスタンプが無くても出国日の確認は別のもので大丈夫ではありますが念の為
出国のスタンプは押して貰うこと
最近、空港には出国や入国の自動化ゲートがあり特に事前申請しなくても使えるものもあります。スムーズに入出国できて便利ではあるものの、これで通過し普通に出ていってしまうとスタンプが押されないんですよね。
ですが、自動化ゲートを通ったすぐ先に係員がいるのでその人に言えば押してもらえます。(たまにゲート先に係員がいないときがあるのでそこは注意!出国すると戻れません。すぐそこにいることを確認してください)
スタンプが無くてもなんとかなるとは思いますが保険申請で使う可能性もあるので大幅な遅延がおきた場合はできるだけ入出国スタンプは押してもらうようにしたほうが良いと思います。
まとめ
夏の台風や冬の大雪の時期の旅行の前にクレジットカード付帯の保険を見直しておきましょう。
◯当日に用意するもの
遅延(欠航)証明書もしくはそれを手に入れる方法
食事した分の領収書(レシート)
可能なら保険が適用されるかどうか対象のクレジットカード会社に電話し必要なものをあらかじめ聞いておけば安心だと思います。
帰国したらカード会社に電話して書類用意し送り返すだけです。
ぜひ皆さんも遅延や欠航に巻き込まれてしまったら美味しいものをたくさん食べてより良い旅の思い出にしてくださいね!
それでは、次の現場でお会いしましょう。