こんにちは、KKTR(かくてる)です。
今回はJALマイルで特典航空券を発券するテクニックの1つを紹介します。
本来福岡から東京(羽田、成田)へ国内線特典航空券を利用するとなると
片道7500マイル
必要となります。
往復だとその倍で15000マイル必要となってしまいます。
しかしこれを7500マイルで往復できる(?)方法があります。
福岡 発 東京経由 釜山 行き
は??
と思うかもしれませんが、このように釜山行きへ片道発券することで
(釜山から帰る手段を用意する必要はありますが)
福岡東京間を7500マイルで往復することができます。
利用用途は限られるかもしれませんが、知っておくとどこかで有効活用できるかもしれませんよ。
福岡発東京経由釜山行き
改めて旅程を見ると
福岡空港を出発し羽田(成田)に到着し、乗り継ぎで成田から韓国の釜山(プサン)へ行くという航空券となっています。
この航空券を発券するには以下の条件があります。
- 東京の滞在時間は24時間以内
この条件さえ満たせば、このような片道航空券を1冊で発券することが可能となります。
最も問題になりそうな釜山からの帰りですが
釜山から福岡への手段は多く、LCCも就航してるし航路だってある
釜山から福岡へは便数も多く、LCCも就航しています。
飛行機ならわずか55分程度と、距離的には福岡から宮崎と同じくらいです。
- チェジュエアー
- エアプサン
- 大韓航空
こんな感じで比較的安価で移動することができます。
JAL国際線特典航空券のルール
この航空券を発券する前に、今回利用する
JAL国際線の特典航空券のルールを知っておきましょう。
ちなみに、『特典航空券』とはマイルを使って発券した航空券のことを言います。正式名称なので覚えておきましょう。
JAL国際線の特典航空券は片道でも発券できる
実は、JALの国際線特典航空券は
片道発券が可能
なのです。これの何がすごいかと言うと
もう片道は別の手段を考えることができる。
ということです。より柔軟に旅程を組むことができたり、帰りのマイル数が貯まるまで行きを確保することもできます。
ちなみに、ANAの国際線は片道発券不可なのでこの方法はJALでしかできません。
(国内線ならANAも片道発券可能です)
地方発でもマイル数は変わらず、往路・復路それぞれに国内線1区間まで利用できる
これは特典航空券を使ったことがない人は知らないのではないでしょうか。
JAL便の国際線特典航空券は出発空港が「羽田」「成田」「関西」「中部」となっています。
そこ以外に住んでいる人はいちいち地方空港から成田などに一度国内線で向かって乗り継ぐ必要がありますよね。
しかしこの地方空港から成田空港などに移動するための国内線は特典航空券だと片道につき1区間まで無料でつけることが可能なんです。
例えば東京からハワイのホノルルまでエコノミークラスで行くとなると片道最低20000マイル必要となります。
では沖縄に住んでいる人がハワイに行くため、一度羽田まで移動するといった場合は国内線をつけて乗り継ぐ必要があります。
那覇から羽田までの国内線が必要となりますが、これは無料でつけることができます。
なのでこれでも同じ20000マイルなのです。地方住みだからといって国際線のマイル数の格差はないのです。(ただこの国内線に空きがないと国際線には空きがあるのに発券できない…なんてこともあります)
ただし、日本国内の乗り継ぎは24時間以内というルールがあります。この場合だと羽田についたら24時間以内に次の国際線に乗る必要があります。
つまり、このルールを使うことで
東京から釜山まで7500マイル(エコノミークラス片道)なので
という片道航空券を発券することで実質福岡東京往復の航空券を発券することができたわけです。
別に福岡発じゃなくても良い
ここまでよく見てくれた方はピンとくると思うのですが、
別に福岡発じゃなくてもこのような片道発券はできます。
(福岡を例にしているのは釜山との距離が近く手段が多いからです)
また、釜山ではなくソウルとすれば同じ7500マイルで発券できる上に九州各地などのより多くの地方空港で似たような行動ができると思います。
ただ「JAL国際線特典航空券」として発券するにはJAL便が運行しているのは「ソウル(金浦)」空港行きしかないので仁川空港へ地上移動が発生する点には注意です。
しかし、マイルによる可能性を感じてもらえたかなと思います。
乗り継ぎ時における日本国内での地上移動区間を含めることはできない
もう1点だけ注意点を挙げると、このような航空券は発券できません。
このようなルートでは発券できません。
これは日本国内での地上移動区間を含めることはできないというルールがあるからです。
ルールについては以下のページに全部書かれていますので詳しく知りたい人は見るようにしてください。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/jalmile/use/jal/inter/roundtrip2.html
マルチエアポートで羽田と成田は同一空港扱い
“マルチエアポート(相互利用)”とは、同一地域内にある複数の空港を仮想的にひとつの空港とみなす制度です。
地方から特典航空券を検索してみるとよく出てくるのですが、
といった地上移動をするルートが出てきます。
これはこのマルチエアポート制度により「羽田」と「成田」は同じ「東京」という同一空港扱いのため、この空港間で地上移動扱いとせず乗継発券可能となっています。
・東京 – 成田国際空港・東京国際空港
・名古屋 – 中部国際空港・名古屋飛行場
・大阪 – 関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港
この他にも航空会社独自にマルチエアポートを設定している空港もあります。
特典航空券の発券方法
この特典航空券をフル活用するには東京の滞在時間をいかに長くするかがポイントとなってきます。
成田発釜山行きのJAL便は2020年現在以下の2便となっています。
JL969 18:30ー20:45
なお、釜山行きは成田発しかありません。
釜山に行ったその日のうちに帰ることを考えると「957便」に乗りたいですね。
最大限に活かすならこんな感じで組みたいところ
- 福岡から東京に10:50より後に到着する便で東京へ
- 翌朝 JL957に乗り釜山へ
このように10:50より後に到着すれば24時間以内に乗り継ぐという条件を満たします。これで片道発券すれば良いわけです。
Webから出てこない場合は電話する
なお、こんな旅程はたいていWebサイトでは出てきません。
この場合は
電話で予約する
しかありません。
この令和の時代に電話で飛行機予約なんて…って思うかもしれませんが、変なルートの特典航空券を発券するときは結構やりますw
なお電話にて予約すると予約手数料として5,500円かかりますが、Webで出てこないことを伝えると免除されます。
ちなみにですが、ステイタスを得ていると繋がりやすい別の電話番号にかけることが可能となります。
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実際にやってみました
これは2019年の話ですが、実際にやってみました。
あらかじめ電話する前に
釜山行きのJL957便が7500マイルで取れることと
24時間以内の乗り継ぎができる国内線の特典航空券に空席があるか
を確認し、便名を抑えておくと電話するときにスムーズです。
こちらが実際に発券した航空券です。
片道なので7500マイル(+諸税)で発券しました。
土曜日に東京でちょこっと遊んで
日曜日はJGCプレミアの恩恵も最大限に受けられる国際線の「ファーストクラスラウンジ」へ行ってきました。
こんにちは、2019年「JGCプレミア」まで修行したKKTR(@kkt_witte_r | Twitter)です。今回はついに成田空港でJAL”国際線”ファーストクラスラウンジに行ってまいりました。JALが用意したラウンジの中で[…]
釜山でも複数のラウンジをウロウロしていますw
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ちなみに、釜山から福岡へはデルタ航空のスカイマイルから「大韓航空」の特典航空券を発券し帰ることにしました。
デルタ航空のマイルは日本の国内線に乗るだけでおまけのように貯めることが可能です。
元々大した使い所もなく、タダで貯めたようなものなので使い所だと思って発券しました。
気になる人は「ニッポン500」で検索すると良いでしょう。
まとめ
最後に注意点として一応国際線なのでパスポートが必要です!
2020年現在、韓国渡航はできないのですぐに再現することはできませんが
JALの特典航空券、マイルの可能性を感じてもらえたのではないでしょうか。
ぜひみなさんも今のうちからJALマイルを貯めてみませんか?
航空会社マイレージを駆使して遠征しまくろう
地方に住んでるけど、現場はいつも関東…
関東に住んでるけど地方ライブまでは…
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私は福岡に住んでいますが、マイルで何度も関東遠征を繰り返してます!
こんにちは、KKTR(かくてる)です。私は現在 福岡 に住んでいるいわゆる「オタク」です。特にアニメ、声優系のライブやコンサートなどのイベントに足を運ぶことが多いです。しかし皆様もご存知の通り、そのようなイベントの多くは関東地方[…]
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