ユナイテッド航空のマイルでANA国内線に乗りまくれ!最低片道5500マイルだけど往復までできる

こんにちは、KKTR(かくてる)です。

今回は国内線を頻繁に乗るという人、必見の内容です。

 

『ユナイテッド航空』という航空会社をご存知でしょうか?

アメリカの航空会社のユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスに加盟しており、マイレージプログラムの「マイレージプラス」で

なんとANA国内線がANAより少ないマイル数で発券できる

しかもANAに限らず『スターフライヤー』、『ソラシドエア』などにも乗れてしまうという特徴をもっています。

 

2020年11月頃、スターフライヤーやソラシドエア等のANAの提携便は表示されず「ANA」や「ANA Wings」以外の便は予約不能となりましたが、2022年1月現在は表示されるようになっております。
このように、画面や仕様は予告なく変わることがあります。

 

 

 
KKTR
(かくてる)
ちなみに似たような仕組みでイギリスの航空会社『ブリティッシュ・エアウェイズ』でJAL便の発券も爆アドだったりします。
お得ではあるのですがクセがユナイテッドとは違うのでよかったらこちらもチェックしてみてくださいね

 

 

ユナイテッド航空『マイレージプラス』でANAの国内線を発券する

ユナイテッド航空マイレージプラスでANAの国内線を発券する際の特徴は以下の通り。

  • 最低マイルは出発地と到着地の直線距離が800マイル以内なら片道5500マイルで発券可能
  • 直線距離801マイル以上は片道9000マイルで発券可能
  • 出発の20日前よりマイル数が増加(5500→6000,9000→9,500)
  • マイルの有効期限は無制限
  • 片道のみの発券可能
  • 本人以外の発券可能
  • 発券後24時間以内であればキャンセルは無料
  • キャンセル・変更は搭乗の61日以上前なら75ドル、60日以内は125ドル
  • 検索に表示されるなら乗り継ぎ便でもマイル数は変わらない

今回は国内線のみに注目しますが、もちろん国際線も発券可能です。ですが、長距離になるに連れて必要マイル数が跳ね上がるためあまりおすすめはできません。

(例)ANA便をマイルで発券する場合のマイル数

路線の例ANAユナイテッド
東京ーホノルル
(エコノミー往復)
35000マイル61000マイル
東京ーロンドン
(エコノミー往復)
55000マイル99000マイル

 

このように倍近い差があり国際線であればANAの特典航空券を発券するほうが圧倒的に安くなります。

(ただし、ANAの国際線は往復発券しかできないというデメリットはあります。ユナイテッドは片道発券可能で片道の2倍マイル数で往復発券が可能です)

 

 

ユナイテッド航空のマイルでANAや提携している航空会社までの国内線も発券可能

ANAと提携している以下の航空会社までも発券できるのが大きな特徴です。

  • ANA Wings
  • スターフライヤー
  • ソラシドエア
  • Air Do
  • IBEXエアラインズ
  • オリエンタルエアブリッジ

これらの航空会社を多用するという人も必見ですね。また、発券にあたり1社縛りなどの制限もありません(往路はスターフライヤー、復路はANAなど航空会社を組み合わせることも可能)

 

狙い目は短距離(800マイル以内)の国内線!最低片道5500マイルで発券可能

 

ユナイテッド航空マイレージプラスの超絶アド路線が距離が800マイル以内のANA国内線です。具体的には

羽田ー福岡
羽田ー新千歳
伊丹ー新千歳
 
などなど…羽田からなら北は北海道、南は鹿児島まで
5500マイルで飛べる

 

ANAマイルなら時期によっては7500マイル(レギュラーシーズン)や9000マイル(ハイシーズン)かかる路線ですから非常にアドであることがわかりますよね。

シーズン・必要マイルチャート | ANA国内線特典航空券 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tukau/award/dom/terms.html
 

距離が801マイル以上(羽田ー那覇など)は9000マイル

羽田ー那覇
羽田ー石垣
静岡ー那覇
新千歳ー福岡
などの便が直行でありますが上のような主に沖縄(那覇、石垣島、宮古島)の路線はさすがに801マイル以上かかるため9000マイル必要となります。

こちらはANAマイルならレギュラーシーズンと同額です。ローシーズンなら7000マイルのANA、ハイシーズンは10500マイルかかるのでそのときはユナイテッドがお得だと言えます。

 

出発20日前からの予約はマイル数が増加する

出発20日前を過ぎると必要マイル数が増加します。

800マイル以内区間
5500マイル→6000マイル

801マイル以上区間
9000マイル→9500マイル

めちゃくちゃ増加するというわけではありませんが、出発が確実であれば21日前に発券しておくのが良いでしょう。

 

乗り継ぎ便も検索結果に出てくるならマイル数は変わらず発券可

5500マイルで発券できるのは距離800マイル以下の路線といいましたが、これは出発地と到着地の直線距離です。

 

例えばある日の「福岡ー羽田」の片道で検索してみます。直行便は当然ですが乗り継ぎ便も検索結果に表示されます。

福岡から羽田に行く前に一旦沖縄で乗り継ぎなんてルートも出てきます。

那覇羽田の移動がある時点で飛行距離は明らかに801マイルを超えるわけですが、福岡ー羽田の直線距離が800マイル以内なのでこれも5500マイルで発券できるわけです。

このように24時間未満なら乗り継ぎ(トランジット)となるため、検索結果に出てくるのであれば乗り継ぎ地で日付を超えるようなルートも発券可能です。

 

この点はユナイテッド航空からANA国内線を発券することにおいて非常に魅力的な部分でマイルの可能性を感じるところです。

 

変更、キャンセル料は高すぎるので注意!

UAマイルでの発券で唯一の難点がキャンセル料が非常に高いこと。

 

発券24時間以内であれば無料でキャンセル可能ですが

搭乗の61日以上前なら75ドル、60日以内は125ドル

のキャンセルや変更手数料がかかります。

 

 

UAからのANA国内線発券はマイル数が少なかったり、同じマイル数で乗り継ぎが可能とANAで発券するよりもお得ではあるものの、このような欠点があることには注意です。

 

一応免除する方法もないことにはないのですが、ユナイテッド航空の上級会員であれば減額されたり無料となったりします。ユナイテッド航空の上級会員になる方法はここでは省略しますが、一概に言えることはキャンセル料よりはるかにお金と時間がかかるので現実的ではありません…

 

ユナイテッド航空のマイルはどうやって貯める?

ユナイテッド航空からANA国内線を発券することがお得と説明してきました。次はユナイテッド航空のマイルを貯める方法についてです。

 

ユナイテッド航空のマイルを貯めるには主に以下の2つが主流だと思います。

  1. クレジットカード決済で貯める
  2. セール時にマイルを直接購入する

 

まずは「クレジットカード決済」による方法です。

マイレージプラスセゾンカード

年会費 1,500円(税別)

ユナイテッド航空のクレジットカードは日本でも発行可能で様々な会社が提携しています(セゾン・JCB・MUFG・UC・ダイナースクラブ)その中でも優秀なのはセゾンカードが提携している『マイレージプラスセゾンカード』です。

 

還元率は通常だと0.5%(1,000円につき5マイル)ですが、オプションである『マイルアップメンバーズ』(年会費5,000円(税別))に入会すれば、マイル還元率を1.5%(1,000円につき15マイル)まで引き上げられます。 

 

もともとの年会費が1,500円と比較的安いのもあり、オプション込みでも合計で6,500円(税込で7,150円)となるため高額すぎるクレジットカードでもないのに還元率1.5%はかなり優秀と言えます。ANA国内線をよく使うという人はこのカードをメインに使っても良いですね。

(ただし、マイルアップメンバーズの適用(1.5%)は年間200万円=30,000マイルまでとなりそれ以上は還元率0.5%となります)

 

SPGアメックス

言わずと知れた航空会社マイレージクレジットカードにおいて最強の1枚『SPGアメックス』です。

クレジットカードで決済による利用で通常1%のポイントが貯まる「Marriott Bonvoy」というラグジュアリーホテル系列のカードであるものの、貯まったポイントを40社以上の航空会社マイルに交換できるという超高性能能なカードです。もちろんこのポイントの移行先に「ユナイテッド航空」もあるためUAマイルを貯めることが可能となります。

マリオットからUAマイルは常に1.1倍の交換レート

ほとんどの航空会社は3ポイント→1マイルのレートですが、マリオットとユナイテッド航空は強い提携を行っており

3ポイント→1.1マイル

という少し高めのレートでポイントからマイルへの交換が可能です。

 

さらにこのマリオットポイントから航空会社マイレージへ移行する際に

60,000ポイントを一度に交換すると5000マイル上乗せされる

というボーナスもフル活用することで

60000ポイント → 27500マイル

という交換を実現することが可能です。

SPGアメックスのポイントは100円で3ポイント貯まる還元率1%のカードですが実質1.375%で貯めることができるわけです。

 

また1年に1回くらいで移行増量キャンペーンを行っていたりします。前回は移行したポイントの30%がボーナスとなりました。

以前、実際に私も増量キャンペーン中にユナイテッド航空のマイルに移行したことがあります。

なんと60000ポイントを移行して得た27500マイルの30%の8250マイル増量して獲得できています。

つまり

60000ポイント → 37500マイル

の交換が実現しています。特に急ぎでもない人は増量キャンペーンを待つのも手です。

 

 

定期的なセールでマイルを購入する

ユナイテッド航空は定期的にマイル販売のセールを行っています。

購入マイル数に応じてボーナスマイルをさらに付与されたりします。(執筆時は75%のボーナスが付与されるセールでしたが、年に1度くらい100%のボーナスセールが行われています。)

 

難点としては最大割合でボーナスを獲得するには最低でも40000マイルは購入しなければならず時期にもよりますが15,16万円はかかってしまうことです。

 

マリオットポイントのセール時も狙い目

マリオットのポイントも定期的にセールをしています。

セール時に安く購入しておき移行増量キャンペーンに備えるのも良いかと思います。

(2020年10月22日までセール中です。)

6万ポイントを購入するとなると500USドルなので約53,500円程度でしょうか

 

例えば今後ユナイテッド航空マイルに移行30%ボーナスがあると仮定すると…

 

53,500円が37500マイルになるわけですから

1マイルあたり約1.42円

 

5500マイルで発券したことにすると

ANAの国内線が片道7,810円

 

これくらいなら東京から福岡や新千歳ならちょっと高いときのLCCと同じくらい、成田空港から都内までの移動費と時間を考えるとLCCより安上がりかもしれません。(安いだけを理由にLCCを選び成田エクスプレスに乗って移動してたら本末転倒だと思いませんか?)

これなら普通にアリだと思います。

 

 

佐賀発福岡行き?新千歳発旭川行き?UAマイルのこんな使い方

例えば福岡から東京に行きたいなら、普通に羽田へ往復の特典を発券するのも良いですが、こんな方法もユナイテッド航空なら可能です。

 

「福岡」→「佐賀」で検索しましょう。

この便なら土曜の昼間に東京に行き、日曜の朝に(佐賀ですが)帰ってきています。

これ、東京で乗り継ぎの”片道”なので

片道のマイル数5500マイル(6000マイル)で発券可能です。

 

 
KKTR
(かくてる)
誰がどう見ても片道ですね!

これを使えば週末の飲み会に誘われても片道のマイル数で行けてしまいます!

(福岡住みなら北九州空港もオススメです)

 

 

先程も福岡発羽田行きなのに、那覇や新千歳を経由するルートが検索結果に表示されるなら発券できると説明しました。

  • 経由先は片道につき2区間まで可能
  • 滞在時間は24時間未満

乗り継ぎのルールの範囲内で空席があれば検索結果に表示されます。このルールをうまく活用し比較的近い空港を発着にして片道発券し実質往復のように使うことが可能です。

他にも 新千歳発旭川行きだったり…

これも5500マイルで実現できます。

 

このような使い方は以前JALの特典航空券でも似たようなことをしています。

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実際にやってみました(佐賀ー羽田ー伊丹ー福岡)

しかしながら、できるとは行っても本当に乗れるのか?という人もいると思うので先日実際にやってみました。

 

発券したのは佐賀発(羽田経由、伊丹経由)福岡行きで、東京に用があったもののなんか伊丹も経由するのも出てきたのでせっかくなので発券しました。

発券時にANAマイレージクラブのお得意様番号を入力しておくとアプリで見ることができるので便利です。

3便ありますが、24時間未満の滞在なので”乗り継ぎ”扱いの”片道”です。

 

 

 

まとめ

 

  • ユナイテッド航空のマイレージプラスならANA(やANAの提携航空会社)の国内線のほとんどを5500マイル(20日前から6000マイル)で発券できる。
  • 検索結果に現れるなら乗り継ぎ便も発券可能
  • マイルを直接購入が可能で定期的なセール時に購入が狙い目
  • ただし、変更やキャンセル料はかなり高い

 

今後も都内に日帰りしようかなと思ったらユナイテッド航空からANA便を発券し佐賀や北九州を使ったりして行こうと企んでおります…

 

 
KKTR
(かくてる)
それでは、次の現場でお会いしましょう。

 

最後までご覧いただきありがとうございます!

KKTR(かくてる)
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